ワンマン会社の管理職がイエスマンだらけだった話
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サボログ×てんログ運営のサボり(@kuronopoem)です。
ブラック企業の代表格としてワンマン経営の会社があります。
ワンマン経営の会社が全てブラックかというと違うと思いますがブラックが多いのは事実。
ワンマン経営の会社はボス的な人物が存在して牛耳っていますが、周りの人はこのワンマン経営者が怖くて全く意見が出来ない状況になります。
こういう構造なので、このワンマン経営者が無能だと自ずと会社が崩れていくことになるんですね。
間違っていることがわかっているのに誰も正せないんですから当然の流れです。
私は上記の流れを実際に体験してしまいました。
ワンマン経営の定義
経営層の一部の人間(数人または一人)が下の意見に耳を貸さずに会社を牛耳っている経営状態のことです。
当たり前ですが、創業者が残っている会社はワンマン経営になりがち。
ワンマン経営の実害など
私の場合の例をあげてみます。
独自のパッケージシステムを開発して売り出すと言い出しプロジェクトを立ち上げるも大コケ
何を思ったのか某ワンマン経営者が急にパッケージシステムを開発して売り出したいと言い出しました。
小さい会社って経営者が普通に働いていたりします。
このワンマン経営者ははっきり言って企画力も無ければ、まともな設計も出来ずにプログラミングも苦手です(50代60代の高齢社員はだいたい苦手)。
じゃーなんで経営者としてやってこれたのかという話ですが、恐らく時代と運が良かっただけかと。
丁度会社を立ち上げて数年の時にITバブルになっていましたからね。
ITに零細ブラック企業が蔓延っている原因の一つに本来は全然ダメなのに、ITバブルのおかげでたまたま生き残った会社が多いということがあるかと思います。
このワンマン経営者のプロジェクトですが、誰が見ても失敗することがわかり切っていましたが、周りの心配をよそにプロジェクトが始動。
会議では話していたそうですが、イエスマンだらけなので誰も止めず。
数年ですが、ワンマン経営者がリーダーとなり少人数のチームを連れて作業をしていました。
結果、何も成果物が出来ずにリーダーとチームメンバーの人件費だけがかさんだ状態となりました。
俗に言う給料泥棒状態を何年か続けていましたね。
恐らく給料と人数から察するに3000万円程溶かしたかと。
この程度の額でも小規模の会社にしては痛手です。
ふざけた人事をする
小規模な会社は人事部などが無いこともありますが、この場合にワンマン経営者が自ら率先して採用活動を行うことがあります。
このワンマン経営者にたまたま人事の才能があれば良いのですが、人事の才能が無ければ悲惨。
とんでもない社員を入社させて、人件費だけを食いつぶし一気に会社の経営が傾きます。
業界未経験者をコネ採用
30代未経験の社員をコネ入社させました。
ワンマン経営者の親族でまるで違う業界の人を連れて来て採用していましたね。
IT業界は日進月歩ですし、ある程度既存スキルも無い状態であれば、時間があって勉強できる人じゃないとかなりきついのが現状です。
30代というと既婚妻子持ちで時間が取れない人も多いですし、この人も例に漏れずそうでした。
実際に5年間くらい時間をかけましたが、使い物にならずに辞めていきました。
明らかにダメな学生を根性採用
これは、見えている地雷を積極的に踏みに行ったようなイメージでした。
タメ口、一番最初の社内研修で一番前の机に座っているもいきなり机に突っ伏して爆睡するなどかなりの暴れっぷり。
学校の成績が明らかに悪かったらしいですが、それ以前の問題で常識的に問題があるのに面接で弾いてないのが不思議でした。
後で聞くと、一度不採用通知を出した後に、どうしても入りたいですと再度連絡してきた根性を買って採用したようです。
ちょっと意味がわかりません。
こんなノリで人事をやるのは良いのか。
根性採用って聞いたことないんですが・・・(こんな言葉があるかは不明)。
会社が小さい程ワンマンが生まれやすい説
会社が小規模であればある程にワンマン経営になりがちな傾向があると思います。
小さい会社は大きい会社に比べて自浄作用が全く働きません。
人間関係も狭いので、ワンマン経営者も掌握しやすいんですよね。
イエスマンの定義
一般的には上の判断にノーと言えない社員だと思いますが、私的には上の人に意見が言える立場なのにも関わらず間違ったことにノーと言えない社員という定義です。
つまり発言しない管理職などですね。
ワンマン経営者は平社員のことなどはなから相手にしていないことが多いので、平社員はもともと意見を伝える場が無い場合が多いです。
イエスマンが生まれる理由
自分の立場を守りたいため
最大の理由がこれです。
ワンマンのボスに権力があったりすると、下手なことを言うと自分の立場が危うくなります。
私のいた規模の小さい会社では管理職は
主任:2万円
上級主任:3万円
課長:4万円
というような手当が毎月支給されていました。
会社規模が小さいので、この手当は重要です。
管理職は全員で10人程いましたが、全員が全員完璧なイエスマンでしたね。
明らかにワンマン経営者が言っていることがおかしいと管理職以外の社員含めて全社員が思っていても、口を出さないといけない立場の管理職が全く間違いをただすために動きません。
私は当時平社員でしたが、???という感じでした。
なんで、こんなふざけた意見が通るんだろうと不思議でなりませんでしたね。
単純に怖いため
ワンマン経営者というのは大抵気性が荒いものです。
ちょっとしたことで気分を害して怒鳴り散らかすんですよね。
今までも勢いでねじ伏せて来た間違った成功体験があったりするからだと思われます。
私のところの場合だと、事あるごとに主張をしっかりして発言していくタイプの特攻型の平社員と口論になっていましたね。
今思うとこの社員も中々凄い社員ですが、元々役職がついていなかったということもあって逆に捨て身で意見が言えていたのかと。
ワンマン経営者は平社員はそこらへんを歩いているアリの様にしか思っていませんので、まじめに聞いていないようでしたが。
そういう人が自分の間違いを正すと、烈火の如くブチ切れて怒り出します。
自分が正しくて絶対に間違っていないと思い込んでいるんですよね。
むしろ相手が明らかに正しくて論破されそうにればなるほどに勢いで押し切ろうとしてきたりします。
怒られるのは誰しも嫌なのが普通です。
他の社員が怒られる姿を頻繁に見ると萎縮して意見がしにくくなるのも仕方ありません。
まとめ
会社を立ち上げて数年とかそんな状態ですとワンマン経営者がいてガンガン引っ張っていくスタイルが合うこともありますが、創業後何年何十年も経ってある程度落ち着いてきて人も増えた状態の会社とワンマン経営の相性は良くない場合がほとんどだと思います。
ワンマン経営は人が少ない場合には機能しやすいですが、人が増えてくるとまとめ切れずにどうしても無理が出てきます。
またワンマン経営といえど、ワンマン経営者が相当に有能であれば、問題ありませんがただの無能だと悲惨です。
そして、ワンマン経営者が無能なケースも実際多いと思います。
正確に言えば昔は有能だったけど、時の流れに合わせられずに無能になってしまったという感じでしょうか。
創業時などの若い時にはガンガンやれていても、会社が安定してくる頃にはワンマン経営者も歳を取るし会社の在り方も変わっていきます。
ワンマンのボスは昔にゴリ押しスタイルで成功した経験があるので、今もそれが通用すると思っている凝り固まった考え方をしている場合が多いのではと思います。
様は会社は変わっていくのに、ワンマンのボスの頭の中は変わってないという状態。
ここに乖離が生まれる。
ワンマンのボスが間違ったことをした場合に本来意見が言える立場の管理職が正す必要があると思いますが、イエスマンだらけではそれができません。
平社員からすると、何のための管理職だよという話になります。
実際に私の会社でも月1で管理職会議がありましたが、管理職はワンマンのボスが勝手に喋っている横で基本は頷いているだけだったようです。
いわゆる名ばかり管理職。
置物です。
この状態って若手社員や平社員は相当モチベーションと会社への忠誠度が下がりますからね。
ワンマンの会社は体質上自然とイエスマンだらけになっているケースが多いと思います。
ワンマン経営はボスが居座る限りはほぼ100%変わらないしこちらが合わせるしかないと我慢しても良いんですが、無能なワンマン経営者が会社を潰した日には悲惨です。
無能ワンマン経営社が牛耳っていて、操り人形の様なイエスマンしかいないダメな会社に運悪く入ってしまった場合は、さっさと転職してしまうのが無難かと思いますね。
長らく消耗させられても人生を無駄にするだけですので、以下の様な転職支援サイトを有効利用してなるべく早めに離脱しましょう。
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