欧州産の鬼畜難易度アクションゲーム「Unravel」をプレイした感想!とんでもないコスパのゲームでした
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サボログ×てんログ運営のサボり(@kuronopoem)です。
結構マニアック?なゲームの紹介です。
PSストアからPS4で何か隠れ名作で手頃なものがないかなーと漁っていたところ、目についてまずは体験版をプレイ。
いざプレイしてみるとかなり面白い。
商品版を見てみると思ったより安かったので購入してみました。
最初はさくさく進んでいましたが、途中からかなりの難易度に笑。
一応全クリしましたので、紹介してみます。
どんなゲームか?
『Unravel』(アンラベル)は、スウェーデンのゲーム会社Coldwood Interactiveによって開発されたビデオゲーム。
販売パッケージングはエレクトロニック・アーツが行い、PS4やWindows用Origin、Xbox Oneでダウンロード販売されている。
タイトルの「Unravel」は「解きほぐす」を意味しており、赤い毛糸でできた主人公の「ヤーニー」が毛糸を解きほぐしながら進んでいくアクションパズルゲーム。
概要
主人公の名前はヤーニー。
赤い毛糸で編まれた、りんごサイズの小さなぬいぐるみである。
体中全て毛糸で出来たヤーニーだが、まるで生きているかのように感情を持ち、走ったりジャンプして移動もできる。
ゲーム内では、普段我々が日常的かつ小さく見えるものが、小さな彼にはとても巨大に見えている。
そんな人々の日常という壮大な世界を冒険する物語である。
舞台はスウェーデンで、山や海などの自然や動物たちがリアルに表現されている。
無料体験版も配信されており、最初のステージ「アザミと雑草」のみプレイ可能。
セーブデータは製品版に継承可能。
ストーリー
昔ある日、ある一軒家に一人のお婆さんが住んでいた。
お婆さんは壁に飾られた赤ちゃんのフォトフレームを手直しし、窓の外を眺めていたりした。しばらくしてお婆さんは、毛糸が山積みになったバスケットを持って二階に上がったが、そのうち一つの赤色の毛糸が落っこちてしまった。
その赤い毛糸からヤーニーが生まれた。
ヤーニーはこの家の家族を知るために、関係する場所へ向かい、家族のさまざまな記憶を探す旅に出かける事になった。
初めのうちは、海岸へ行ったり山を登ったりと、楽しい思い出でいっぱいだった。
しかし時が経つにつれて、田舎は工業地帯へ開発されたり、有毒廃棄物で町が汚染されたり、しまいにはお婆さんの夫が心臓発作で亡くなるなど、暗い思い出の現実が突きつけられる事となった。
ちなみにヤーニーの赤い毛糸は「愛」を意味しており、愛するものから遠ざかるにつれて毛糸がほどけていく設定である。
ゲームシステム
世界を横から見たサイドビューのアクションゲームである。
毛糸をほどきながら右方向に進行して行くが、長さが足りなくなると進めなくなる。
ステージ内には毛糸のかたまりが存在しており、そこから毛糸を補充することでさらに先に進めるようになる。
フック可能なポイントに毛糸を投げ縄のように投げることで、その場所に上ることができる。
また、複数のフックポイントに毛糸を結び付けることで毛糸の橋を作り、その上で弾性を利用してトランポリンのようにジャンプすることができる。
マップ内に存在するリンゴや空き缶などの物体を運ぶことで、仕掛けを動作させ、先に進んでいく。
仕様
ジャンル
・パズル、アクション
・横スクロール
対応機種
・Microsoft Windows
・PlayStation 4
・Xbox One
操作
・一人プレイ
プレイした感想など
操作キャラのヤーニーは小さいので、ちょっとした水たまりでも川のように深かったり、木がかなり高く感じたりと、小動物や虫みたいな視点が楽しめます。
小人になって現実世界を冒険しているような疑似体験が出来るイメージ。
また、小さい毛糸の人形なので体は強くないです。
水たまりで溺死、カラスに捕まって拉致られる、高いところから落下して体を叩きつけて死亡などちょっとしたことでお亡くなりになります。
ただ逆に軽いので毛糸を駆使してワイヤーアクションさながらにステージを進んでいきます。
背景画面めちゃくちゃきれい
背景が驚くくらい綺麗です。
欧州産のゲームだけあって、欧州の庭や自然などをイメージしているようです。
欧州に行った気持ちになれるかも。
というか、普通に欧州旅行に行きたくなります。
音楽のクオリティが高い
耳障りの良いストレスにならないきれいな音楽が流れています。
音楽も欧州感があります。
何だよそれって感じかもしれませんが、聞いてみたらあっ!欧州となると思いますよ(笑)。
後述しますが、あまりの難易度に暴言を吐きそうになることもありますが、音楽で癒される感じです。。。
パズル(ギミック)要素
物を移動したり、糸を決められた順番に結んで道を作ったりといった謎解き(パズル)要素があります。
単純なだけのアクションだけのゲームではないです。
思ったより頭を使います。
ただ、最初のチュートリアル以外の操作説明説明が基本一切無いのがちょっと説明不足な印象。
ここらへんは外国産のゲーム感。
良く頭を捻ればわかるものもありますが、パズルが全くわからない場合は攻略サイトで調べるしかないです。
わかりやすく動画付きで説明してくれているのでありがたいです。
正直、謎解きで全く見当がつかないものなども稀にありますw、
ワイヤーアクション
糸を発射して結びつけたりすることができます。
ただの横スクロールではなく、飛び道具的な糸があり自由が効くのでわりと楽しいです。
アクションゲームなので、慣れればかなりスムーズになります。
糸での移動はさながら進撃の巨人みたいな感じです(あっちはワイヤー)。
初心者がエレンで、熟練者がミカサやリヴァイみたいな感じかも。
何だこの例えは。
SFCのドンキーコングをやったことがある人はイメージできるかもしれませんが、ドンキーコングでつるをジャンプして渡っていくみたいなステージがありますが、あんなのも糸でやったりします。
物理要素
遠心力や糸の張力などの要素も厳密に設計されていそうです。
てきとーにオブジェクトを配置して横スクロール作りました!みたいなノリではなく、かなり細部まで作りこまれている印象。
糸を考えて適切に緩めたり張ったり調整しないと進めない箇所、糸を結ぶ順番が重要になる個所などあります。
私も2か所か3か所くらい絶妙な調整が難しくて数時間かかってしまったステージがありました。
高難易度
私見ですが、難易度は同じ横スクロールのマリオの10倍くらいはあるかと(横スクロールマリオは全てクリア済の筆者の感想)。
ずっとやっていると難しすぎて暴言を吐いてしまうことも(笑)
ふざけんな!鬼畜過ぎるわ!ア○!みたいな。
それくらい難しいです。
言い換えればやりごたえがあります。
難易度の要因を考察してみると上でもあげていますが以下になるかと。
- 基本はパズルの説明が無く頭を使う&調べないと全くわからない箇所がある
- ワイヤーアクションでシビアな操作が要求される
- 物理的な要素で頭を捻る個所がある
加えて、ヤーニーの体は毛糸でできていき進めば進むほど毛糸が減っていくので、途中で毛玉を補充しないと動けなくなります。
糸を結び付ける順番を間違えると糸が足りなくなったりするので、てきとーに結んでいてはダメです。
残りの糸の量を常に考える必要があるという制約がある感じ。
ハンターハンターかな?
やりこみ要素
ステージの中に5個くらい、隠しアイテムがあります。
いずれもちょっと工夫したり頭を使わないと取れなかったりします。
これを集めるとトロフィーがもらえたりもします。
通常クリアは簡単なステージでも、この隠しアイテムの取得は難しかったりします。
アクションゲームが得意な人でもこの隠し要素までやるのはなかなか大変なので、物足りないということにはならないかと。
例えば、ゆっくり動いているとハエがたかってきてきてジャンプ力が無くなり川に落ちてすぐ死ぬステージでは基本は走らないとどうにもならないんですが、走らずにノーミスクリアすることが条件みたいな。
こんなトロフィーどうしたら取れるんや!みたいな鬼畜な難易度のものも稀にあって(外国産だから?)ガチゲーマーにもお勧めできます。
私はゲーマーでアクションはそこそこ得意な方ですが、本当に難しいトロフィーはあきらめましたね。。。
総評
総合的に見てクオリティはかなり高く、値段を考えるとコスパは相当高いゲーム。
たくさんのゲームをプレイしてきましたが、この値段でこのクオリティは必ず満足できると思います。
アクションゲームが得意で、簡単なものはやり飽きているという人にもおすすめ。
たぶん、そういう人でもかなり苦労する難易度。
最低限の頭と、アクションゲームが得意という2点が揃わないとクリアすらままならないかと。
一切調べずにクリアするのは恐らく不可能w
文字と動画での親切な攻略サイトがあるので、相当にアクションが苦手で無ければそうそう詰むことまではないと思いますが、とにかくやりごたえがあります。
まとめ
アクションゲームなんてやり飽きててめちゃくちゃ自信あるんだけど!って人にこそやって欲しいゲーム。
ちょっと自信が打ち砕かれる可能性あり。
散々難易度が高いと言っていますが、全体を通してずっと難しいという訳ではなく気持ちよく進めるステージも多いです。
毛糸の小さい主人公が欧州の綺麗な自然の中を進んでいく新感覚ゲーム。
でも実は鬼畜な難易度を秘めている。
まとめるとこんな感じです。
独特な世界観、綺麗な背景とBGMで癒されます。
欧州が好きな人にもオススメ。
是非!