【本】2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?を読んだ感想
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サボログ×てんログ運営のサボり(@kuronopoem)です。
私は2ちゃんねるに書き込みをしたことこそありませんが、2ちゃんねるの内容をまとめたサイトは良く見ています。
わりと面白いですよ。
ニュースとかでやらないニッチな内容があったり、ニュースより情報が早かったり細かったりもします。
メディアでありがちな偏向報道や情報操作みたいなものもなく、ニュースの真実の姿(でたらめも多いので見極めが必要)を知れるので役立っています。
普段から2ちゃんねるに触れている?(まとめを見ているだけですが)ということもあり、「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? 巨大掲示板管理人のインターネット裏入門」という本を読んでみました。
著者は2ちゃんねるを作ったネット界の超有名人の「ひろゆき」こと西村博之さん。(もはや愛称みたいなものなのでこの後はひろゆきと呼び捨てにします)
元々、ひろゆき自体がわりと好きだったということもあって、どんな考え方をしているんだろうみたいなことが知れたらなという思いもあったりしつつ、この本を手に取ってみた次第です。
初版が2007年の本なので、10年以上前の古い本になります。
2ちゃんねるは1999年に開設されてから、潰れずにここまで20年近く継続運営されています。
途中で名前こそ5ちゃんねるに変わったものの、実際に潰れていません。
犯罪予告や明らかに誰かの不利益になりそうな情報なども書かれたりしていることもあって、潰れてもおかしくないですがずっと潰されることなくここまでやってきているのは本当に凄いことだと思います。
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?
結論から言うと、2ちゃんねるなんて所詮は便所の落書きなのでわざわざ必死になって潰す程のものでもないということ。
また、いざ潰そうと思ってもサーバーを海外に置けば法律的にどうこうできなくなるということ。
そして、権力者が2ちゃんねるを潰せと言っても、強制力が無ければ何の意味もないこと。
上記の理由があり、基本は潰れないということのようです。
広告費で運営されているので、ユーザーが減って広告費で運営費を賄えなくなると唯一潰れる可能性があるようです。
ただし、超強大で知名度もあり、ユーザー数も凄いので現実的に潰れることは無いと思われます。
そして、仮に潰れたとしてもこういった匿名で愚痴や不満をぶちまけられるところというのは必ず需要があるので、似たサービスがすぐに出てくるからという感じでした。
掲示板を作ること自体は難しい技術なども必要が無くても、誰でも作れます。
実際にWEBが得意な人なら、本当に超てきとーで良いなら1時間以内にそれっぽいものが作れたりもします。
ですので、2ちゃんねるは潰れないし、仮に潰れたとしてもすぐに復活してくるみたいな感じ。
この本の見所
ひろゆきの思考を感じられる
やはり、ひろゆきの考え方が知れるということが一番だと思います。
ひろゆきは2ちゃんねる→ニコニコ動画と立て続けに成功して、今では海外で暮らしている勝ち組中の勝ち組です。
勝ち組の人の思考を知ることを自分が少しでも勝ち組に近づくためには重要なことだと個人的には思っています。
そんな凄いひろゆきが尊敬している人などを列挙しているところがあったりするのも見所の1つです。
孫正義や、ビル・ゲイツの名前などをあげていますね。
全7章構成ですが、その中の2章は対談形式なのでひろゆきの考え方などが汲み取りやすいと言えます。
対談の中の話題で1000万や2000万はがむしゃらに働けば誰でも手に入れられる、脳みそに汗をかけばその10倍、更に運もよければその10倍くらいは稼げるみたいな話をしていたのが印象的でした。
2ちゃんねるどうこう以外の話題も多い
たぶん9割以上が本題以外の話です(笑)。
これからのWEBのことだったり、ホリエモンが逮捕された話だったり、法律の話だったり(ひろゆきは2ちゃんねる関連で裁判が大量にある)、 SNSの話だったり、Youtubeや動画広告の話だったり、ケツ毛バーガーの話だったり、他にもウィニー、ビジネスソフト、チャイルドポルノ、セカンドライフ(ゲーム)、メディアととにかく多彩な話題がありました。
個人的にはひろゆきが、スマホが普及する前からスマホの普及を予想していた下りには驚きました。
ひろゆきの先を見る目は鋭い気がします。
まとめ
ひろゆきは基本的に頭が良い人間だと思われます。
知識も持っていますし、話が面白いです。
この本で初めて知るようなこともたくさんあり、勉強になりました。
またITをやっている人などは超絶プログラマーどうしの雑談とかあって楽しいので、絶対に見た方が良いですよ。
普段から2ちゃんねるに良く書き込みをする人、ROM専の人、私の様にまとめサイトだけ見ている人、ニコニコ動画を見ている(見ていた人)、全然2ちゃんねるなんて興味が無い人、誰でも楽しめる本だと思いますので興味がある人は是非チェックしてみて下さい。