天気の子レビュー！綺麗な映像と曲が最高な作品
いつも来ていただきありがとうございます。
サボログ×てんログ運営のサボり(@kuronopoem)です。
天気の子を映画館で見てきました。
ネタバレも含まれますので、今後見る予定でネタバレを見たくない人はスルーでお願いします(といっても今後色んなところでネタバレに遭遇するとは思いますが・・・)。
既に見た人、あんまり興味無い人、今後見るかもしれないけど、いつになるかはわからないという人は見てみてください。
良かった点
作画が良い
とにかく綺麗ですね。
そして、仕事が細かい印象。
新海作品といえば絵が綺麗なんですが、この作品もやっぱり美しかったです。
特に雨の描写は言の葉の庭から秀逸ということで、天気がテーマのこの作品は新海監督の良さが存分に引き出されていると思います。
曲が良い
曲は全て良かったです。
特に前作の「君の名は」に続いてRADWIMPSの起用が名采配過ぎる。
RADWIMPSと新海作品の相性の良さは抜群。
「愛にできることはまだあるかい」がめちゃくちゃ良い！！
これカラオケでも歌いやすそうです。
ただ、長いので空気を読まずに入れていくと、一緒に行った人達に批難されそうw
曲は基本RADが提供していますが、いずれも綺麗でgood!
こっちもめちゃくちゃ良い。
声が綺麗過ぎる。
流れたシーンが曲とマッチし過ぎていて鳥肌ものでした。
ちょっと短いのが惜しい。
君の名はのキャラが友情出演
君の名はから、以下のキャラが出演。
立花 瀧
宮水 三葉
宮水 四葉
勅使河原 克彦(テッシー)
名取 早耶香(サヤちん)
友情出演という感じですかね。
前情報無しに全部見つけるのはそこそこ至難。
瀧君はがっつり出てきて会話シーンも多めです。
3年後説があるので、前作に比べてしっかりしています。
三葉も比較的がっつり出てくる。
相変わらずめちゃくちゃ可愛いです。
瀧君と三葉はたぶん出会った後か出会う直前だと思いますが、いずれにしろ苗字は変わってないので夫婦別性で無ければ未婚。
付き合ってる感じなのかな(ファンとしてはそう信じたい)。
四葉とかテッシーは一瞬なので発見するための難易度が高いですが、一応声でわかるので前作を見まくっている人はわかると思う。
前作キャラを出すのは賛否がありそうですが、個人的にはあり。
ファンはやっぱり嬉しい人が多いんじゃないかな。
題材が良い
天気という題材がgood!
普段から誰しもが意識するし、かならず触れるものです。
雨や晴れの描写は誰でも理解しやすい。
凄くなんとなくですが、見終わった後は雨がちょっと好きになるかな。
ストーリーもまあ良い
恋愛ものです。
天気を絡めた恋愛もの。
一応主人公視点ではハッピーエンドですし、ストレートな恋愛が好きな人には合うと思います。
大勢を犠牲にしても自分達の恋愛の成功を選択するというのが賛否あると思いますが、個人的にはあり。
主人公がそれ程までにヒロインを好きということが伝わりやすい感じですかね。
キャラが良い
単純にキャラが良い。
ヒロインは可愛いです。
基本ツイン。
新海作品の女性はだいたい可愛い。
かわいいは正義。
見た目も可愛いんですが、弟と二人暮らしで弟を食わせるためにアルバイトを頑張っているという設定がgood!
マジで良いお姉ちゃん。
ついでに主人公より年上と言い張っていたけど実は年下だっとと判明するところは人によっては萌えるポイントかと。
ヒロインの弟も良いやつ。
主人公も良い意味で普通で嫌味が無い。
サブキャラのおっさんも良い味を出しているし、声優が小栗旬なので声も良い。
サブキャラのお姉さんも明るくて楽しいし、エロくてgood。
キャラは基本良い感じですねー。
警察だけは微妙かな。
警察の癖にリーゼントはちょっと現実味が無いし微妙だった気がするな。
日常感が良い
子供だけで逃避行してラブホに入ってみんなで泊まったりするんですが(当然エロは無し)、そういう青春感が見ていて楽しい。
ボロアパートやボロい事務所のシーンも味があって良い。
悪かった点
テンポが悪い
正直、テンポはあんまり良くないという印象でした。
前半でちょっと退屈だと思ってしまうシーンもありましたね。
ヒロインが出てくるまでのところとか。
普通の男の子と急に出てきたおっさんの食事シーンとか見せられても・・・みたいな。
君の名はの場合は、扉をビシッと開けることで場面の切り替えをわかりやすくする演出がありました。
今回は傘をバッと開く描写がその代わりになっているなーということに気付きました。
この傘を開く描写と音楽の切り替えで場面の切り替わりを意識することは出来ました。
君の名はを意識し過ぎている
新海監督が明らかに君の名はを意識し過ぎているなと思いました。
君の名はで天災(隕石衝突)を描いて結構批難の声が上がったらしいんですよね。
ただ、逆に「怒った人をもっと怒らせたい」という思いがあったということで、今回は大雨という天災が発生。
これはこれで良かったんですが、あえて意識して災害を選んだのかなとは思いました。
主人公的にはハッピーエンドだけど、東京の人達視点だと大雨で水没してるんでバッドエンド。
去年だと西日本豪雨などで大雨の被害にあった方達も多いので、そういう層からは既に批難の声があがっているようですね。。。
君の名はではハッピーエンドだったけど、今作は今までの新海作品に近いイメージで何とも言えないエンドみたいなイメージ。
救われていない人達がいる状態で終了するので、完璧なハッピーエンドを求めている層には受け入れられないかも。
また、同じ監督の作品だから当たり前ではありますが、演出が君の名はに非常に似ている。
ナレーションの入れ方とか、音楽の挟み方とか、全体の流れ(例えば、一回ヒロインと離れて再会出来る)とか。
前作が大ヒットだったということで、多少はなぞってそうなイメージはあります。
なぞれば少なくとも、大外れはありませんからね。
宣伝が過剰
CMでかなり宣伝していますね。
認識しているだけでも、カップヌードルとソフトバンク。
私は特に思いませんが、人によってはCMで既に曲を聞き飽きたという人もチラホラ。
君の名はではそこまで過剰な宣伝は無かった気がします。
やっぱりここでも前作で大ヒットした君の名はを意識している気がします。
君の名はがあまりにもヒットしたので、次の作品でガクッと落ちると残念。
そこで宣伝です。
過剰な宣伝が、前作を超えられないのではという自信の無さを表してしまっている気がしてしまいます。。。
総合的に評価すると 点数をつけるなら
点数をつけるなら、62点という感じです。
ちなみに君の名は500点(何十回も見ている筆者の個人的なスコア)。
新海監督の前作品である君の名はがあまりにも完成されていたので、君の名はと比較、事前にハードルを上げ過ぎると、どうしても評価が低くなってしまうと思います。
個人的な感想としては、昔の新海作品と同並びに近い印象でした。
君の名はだけは新海作品の中でもちょっと頭何個分か抜けているなーというイメージ。
ただし、私個人としては天気の子は噛めば噛むほど味が出るというイメージな作品な気がしていて、あと何回か見るうちに更に評価が上がっていく気がします。
映画館で見た直後は正直確かに面白かったけど、何だかなーみたいに思ってしまいましたね。
終わって映画館から出て行く時に、ハードルを上げ過ぎたねみたいなことを言ってる人もいました。
これは確実に君の名はを意識している層。
君の名はとの単純な対比だとやっぱりそう思ってしまう人は多いと思います。
ただ、見終わって1日経った今既にもう1回見たくなってる自分がいます。
どうしても現時点で最高過ぎたという評価は下せず、映画館でもう1回見るということまではないと思いますが、円盤は買うと思います。
小説版も読みたいな。
上でも書きましたが、何度か繰り返して味わうと良さが引き出されていく作品だと思っています。
後でじわじわ良さがわかってくるみたいな。
余韻が良いのかな？
不思議ともう一度見たくなる。
上で62点と書きましたが、今63点です笑。
たぶん、円盤買って何度も見るとぐんぐん自分の中での評価が上がる気がするな。
今は良さを100%理解できてない感じ。
そんなこと言い出したらどの作品もそうだろって感じなんですけどね。
この作品は特にそんな気がします。
まとめ
普通にめちゃくちゃ良い作品。
ただ、ハードルを上げ過ぎるとあれ？！とはなる。
ストーリーや題材は人によって賛否があると思いますが、映像と音楽は間違いないので少なくとも見て損するということはないと思います。
繰り返し見たくなり、繰り返し見ることで深く理解できそうな作品という印象です。
私個人としては大好き。
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