【映画】ホラーかギャグかの境界線が本当にギリギリの問題作!高速ばぁばを見た感想
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サボログ×てんログ運営のサボり(@kuronopoem)です。
最近の私は自称糞映画ハンターです。
今回は「高速ばぁば」という作品を見てみました。
理由はサムネに多少インパクトがあったのと、時間が70分と短かったためです。
ダメな事も覚悟で見てみました。
キャッチコピーは
「アイドルだって呪い殺す」。
「恐怖は寄生する」。
らしいです。
もう、この時点で怪しい臭いしかしません。
見えている地雷シリーズ第二団です。
ストーリー
ジャージ姿の3人組アイドルグループ「ジャージガール」のアヤネ、ナナミ、マユコはある番組の企画でレポーターとして廃墟となった老人ホームを訪れる。
ロケ前にバンの車内でホッチキスの針でリーダーのアヤネが左の頬に傷を負ってしまう。
廃墟に到着後、一人で先行して肝試しを行ったアヤネは老人の影に襲われ入院する。
その後、自宅に帰宅するも3人の周りで奇怪な現象が続発する。
ビデオに映った不気味な影、そして、アヤネは頬の傷が治らなくなりジャージガールの脱退を余儀なくされ、残った2人の身体にも不気味な症状が次々と現れる。
マネージャーやディレクターなど周囲の人々にも呪いが広がっていく中、彼女らは恐怖の連鎖を食い止めるべく、再び老人ホームを訪れる。
登場人物
上坂綾音(アヤネ)/高速ばぁば(人間態):未来穂香:星野晶子(老婆化したアヤネ)
本作の主人公でアイドルグループ「ジャージガール」のリーダー格でセンター。
人間離れした美しさを持つ美少女で高校一年生の16歳。
得意なスポーツはサッカーという設定。
家は母子家庭である。
番組の企画で廃墟の老人ホームを訪れ、高速ばぁばに遭遇し襲われる。
冷めた性格で喋り方は一見現代っ子風で冷たい印象を受けるが、実は友人思いの優しい性格であったことがわかる。
人気に嫉妬したナナミ、マユコに嵌められて左の頬に傷を負う。
ばぁばのウイルスにより老婆化し元の容姿をばぁばにコピーされ、その恐怖と絶望の中でばぁばにより母親共々殺害される。
以降はアヤネの姿をコピーしたばぁばである。
愛称は「アヤネン」。
家永七海(ナナミ):北山詩織
ジャージガールのメンバーの一人で16歳の高校一年生。
アヤネの自宅で高速ばぁばに遭遇する。
ばぁばを倒すが自身も老婆にされてしまう。
愛称は「ナナミン」。
柚木真夕子(マユコ):後藤郁
ジャージガールのメンバーの一人で高校二年生の17歳。
ナナミを唆し、アヤネを嵌める。
ナナミを庇いばぁばと戦って死亡。
愛称は「ユノマユ」。
ジャージガール
B級の売り出し中アイドルグループ。
決め台詞は「わたしたちぃ、運動大好きアイドル。ジャージガールです」。
映画版ではアヤネのみ下がミニスカートで中はブルマかスパッツ。
ナナミとマユコは上はジャージに下はショートパンツという服装である。曲は「女子力♡わっしょい」。
榎本信也:岡田義徳
ディレクター。
ただの肝試しの企画だと思っていたが、予想外の恐怖体験をすることとなる。
映画では両足を呪いで折られた後、行方不明となる。
望月千里:中村愛美
ジャージガールのやり手のマネージャー。
元グラビアアイドル。
映画では佐紀にドアで腕を挟まれて負傷し、精神に異常をきたす。
高速ばぁば:小野敦子
老人ホームに巣食う老婆の霊。
高速で移動するターボばあちゃんである。
設定はターボばあちゃんとひきこさんと鬼婆をモチーフにしている。
その正体は虐待され老人ホームを封鎖され監禁された老人達が製作した人形に老人達が付けた血液と怨念が合わさって誕生した動く老婆の人形である。
不衛生な環境により発生した老人ホームの未知のウイルスを爪に纏っており、切られた相手を老化させまた若さを吸い取り、自身がその姿をコピーすることができる。
自身は不死身のようで爪で切られた相手は新たなるばぁばを誕生させて死亡する。
アヤネの自宅でアヤネの姿でナナミと交戦し、ナナミに果物ナイフで刺殺されるが復活しナナミの若さを吸収し姿を消す。
上坂佐紀:大家由祐子
アヤネの母でシングルマザー。
親しみやすいアヤネと違いとっつきにくい性格で老婆化したアヤネを虐待する。
最後はアヤネ共々ばぁばに殺される。
渋川:中村有志
老人ホームの経営者。
施設の老人達を監禁したまま逃亡し、その後の消息は不明。
サボり的超雑な要約
ジャージガールという3人組の売れないB級アイドルグループが活動していた
B級だけど、メンバーはそれぞれ普通に可愛い感じ。
↓
ある時、企画で廃墟に侵入してばぁば(以降ババア)の呪いを受ける。
↓
ババアによる執拗な嫌がらせの連続
ババアの能力
確認した範囲でのババアの能力一覧
高速移動
一番本気を出した場合はあまりにも高速過ぎて肉眼で確認することが出来ない。
スローにしてやっとギリギリで見えるレベル。
ウサイン・ボルトの50倍は速い。
初登場時はビデオのスロー再生で実はババアが高速移動していることが発覚した。
その際にこちらをチラっと見ていたが、こっちみんな感が凄かった。
常に最高速度かと言うとそうでもなく、多少足が速い小学生くらいの速度で移動しているシーンも多い。
ババア的にずっと本気は疲れるのかもしれない。
年齢が年齢なだけに。
姿コピー
人の姿に成り代わることが出来る、かなり有能な能力。
めちゃくちゃ可愛い女の子だと思っていたら、実はババアでしたとか嫌過ぎる。
相手を老けさせる
この攻撃を受けた人は即座にババア化してしまう恐ろしい攻撃。
何だかんだ一番受けたくない攻撃かもしれない。
幻覚を見せる
嫌がらせ用のスキル。
精神的に相手を追い詰めたい場合に使う。
急に窓に血文字を書いてみたり、飲み物の内容をキモいものに置き換えて見せたり、女の子の口からババアの白い髪の毛を出したりした。
ババアには魔法使い的な一面もあるようだ。
相手の足を折り曲げるサイコキネシス(恐らくババアの呪い)
物理的にダメージを与える技。
足が有りえない方向に曲がって、最終的には切断されてしまう恐ろしいスキル。
作中では1度しか使わなかったことから、MP消費が激しくババアにとっては最終奥義クラスの技の可能性が微レ存。
ババアが身体能力にステータス全振りの脳筋キャラである可能性が高いと私は思っている。
ギャグかホラーか
見た目
白い髪に、長い爪に、赤い服。
あれ?!これって犬○叉じゃねーか!と思ってしまう見た目。
髪と肌が白いので真っ赤な服が映えて見えて少し不気味感はある。
ただ、近づいた場合のババアの顔は言うほど怖くない。
妙に老けた色白のババアという感じ。
また、体格も150センチ程度と小さめ。
初見だけはインパクトがあるものの、2回目以降はあっババアじゃん!くらいの感じになるのでそこまでの怖さは無い。
動き
高速で移動するババアという絵面は中々に不気味ではある。
ただ、そこはやっぱりババアなので、随所で女の子達に力負けしているような描写もあったりして良くありがちな理不尽なパワーを持った霊みたいな感じはない。
ゆえに怖さは少なめ。
驚かす能力はあるが、物理的にダメージを与えてくることは少なそう。
各種嫌がらせ
女の子の口からババアの白い髪が出てくるシーンはそこそこ不気味さがあったものの、その髪が良く見るとババアの顔の形をしていたというギャグ?(製作陣的には恐怖演出かも)には笑った。
布団が浮くとかそういったちょっとした小細工みたいなものが多い。
結論としては言う程怖く無い。
見る人によって変わると思うが、個人的にはホラー要素よりギャグ要素がちょっと勝ってしまった印象。
見所
女の子達が可愛い
B級アイドルという設定だし、実際にあんまり見た事が無い役者だったが3人共それぞれ可愛かった。
とくに主人公の女の子は橋本環奈に似ていた。
笑えるシーンも多め
わりと笑える演出などが多い。
テニスの王子様、彼岸島、バキなどと同様な雰囲気がある。
作者側は全く狙わずにいたって真面目にやっているが、見ている側からすると笑えるというパターン。
このパターンは得てして真に面白いことが多い気がする。
作成者側が天才肌なのかもしれない。
ちょっとは怖いシーンも
怖いシーンは少ないが、あるにはある。
忘れてはいけないが、一応ジャンルはホラー映画。
まとめ
是非見てくださいとは決して進められないが、1時間ちょいでサクッと見れるところは魅力的。
ヘビーなホラーばかり見ている人は息抜き的な気持ちで見てみると以外と楽しいかもしれない作品。
小説版もあり、多少は内容が違うらしい。
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